不動産コンサルティング技能検定試験概要
不動産コンサルティング関連の資格は、公的資格や民間資格など複数存在しますが、弁護士などのように資格がないと職業に就けないという訳ではありません。しかし、不動産に関する法律や知識など専門的なことを知っておかないと、仕事自体進めることができないので、試験を受けて資格を取得しておいたほうが、就職や転職にも有利に働きます。
不動産コンサルティングの検定試験の中でも、特に知名度が高いのが不動産コンサルティング技能試験です。この検定試験は、財団法人不動産流通近代化センターが主催している公的資格試験で、国土交通大臣の認定を受けてスタートさせています。受験資格は宅地建物取引主任者資格登録者で、現に宅地建物取引業に従事している方、又は今後従事しようとする方や、不動産鑑定士で、現に不動産鑑定業に従事している方、又は今後従事しようとする方というように決められています。更に資格取得後に、技能登録する際は 宅地建物取引主任者資格登録後、不動産に関する5年以上の実務経験、または不動産鑑定士登録後、不動産鑑定に関する5年以上の実務経験を満たすこと等の要件が必要となるので注意しましょう。
試験は択一式試験と記述式試験からなり、択一式試験は事業、経済、金融、税制、建築、法律の6科目が試験範囲で、全5問、記述式試験は必須科目が実務、事業、経済の3科目で、選択科目が金融、税制、建築、法律の中から1科目選択するという形をとります。択一式と記述式併せて200点満点中、合格の基準は概ね120点以上になっているので、難易度はあまり高くないと言えます。試験のスケジュールについてですが、まず申し込み期間が8月中旬から下旬にかけて設けられており、試験は毎年1回11月上旬に、午前中が択一式、午後が記述式というように1日で実施されます。合格発表は1月下旬です。
合格率は比較的高く、ここ数年で4割から5割となっているので、しっかり試験対策をすれば合格の可能性も高くなりますまた、試験対策として財団法人の法で、不動産コンサルティングに関する基礎知識を習得するための講習会である基礎教育プログラムを実施しているし、ホームページでは受験対策の参考となる図書もいくつか紹介されているので、チェックしてみるとよいでしょう。
不動産コンサルティング技能検定試験は、受験資格が定められているのでいきなり何も資格のない状態で受験することはできませんが、比較的取りかかりやすい宅地建物取引主任者資格を取得してから挑戦してみるとよいでしょう。また、既に受験資格を満たす資格を所有している人が目指す上級の検定試験であるように思われがちです。しかし、実際のレベルとしては、宅地建物取引主任者資格試験よりは難易度は低く、合格しやすいと言われています。従って、宅地建物取引主任者資格取得後に、勉強した内容を忘れないうちに受験すると更に取得しやすいと言えるので、おすすめです。
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